置かれた場所で咲きなさい 渡辺和子

2023年07月29日 風の戯言

道で人に会うと、
「今日は、お暑ったかくていいあんべぇですね、ハイ」
自分の言葉に自応答したゴタマゼの言葉で挨拶をしている。

朝早くなら温度も上、シャッポも被らず散歩していたら脳が生煮えになってしまった。
長年かかって矯正してきた「頭」が完全に持ち主の所有権を離れ自走している。

中鯖石小学校のブロックの隙間に咲いて昼顔の花が渡辺和子さんの言葉を思い出させた。
「置かれた場所で咲きなさい」ったってねえ。
お茶の水駿河台から神田猿降りる「女坂」だっけ、あの階段の踏み石に小さな花が咲いていた。
暫く、あの階段に腰を下ろし花を眺めていた。