庭の金木犀と山茶花の下から覗く風景には、秋の一瞬だけれど味がある。 公園のイチヨウが一本づつ色を変えてくる。 夜の庭に出て見れば、星達が輝いている。
生きる意欲を全てほげぶちゃり、痴呆症の世界に身を投じる。
小さな秋の夜は液体になって、ショパンの夜想曲集を聴いている。
今日は佐藤愛子の命日。