
「ラーラのテーマ」が頭の中で駆け出してしまい、何年かぶりに「ドクトル・ジバゴ」を引っ張り出した。
オマー・シャリフ、ジュリー・クリステー、そしてチャップリンの娘が演じるトーニャ。
配役よりもウラル山脈の向こうに広がる、多分シベリアの風景に圧倒される。
そしてロシア革命をバックとした、歴史上の運命に翻弄される人達。
何時の時代でも、人間は愚かで可愛いく、どうしょうもない生き物なのかも知れない。
多分バラライカ(マンドリンみたいだけど)が奏でる「ラーラのテーマ」が心臓を掻き毟る。
1965年の作品だという。
あんな映画を創った人達の身震いするような情熱と感動が羨ましい。