亡き妻と暮らす

2025年10月21日 風の戯言

庭の柿の実を食べていたら、妻の声が聞こえた。
「私にも頂戴!」
「よし! 美味しそうなのを取ってやるね!」

女房が亡くなって、子供のような会話が増えた。

一昨年の10月半ば、血を吐いて、緊急手術して、退院して、施設に入り、また入院して、そして亡くなった。
再入院した時に、「もう2年だけ生きたいんだいよね」孫が大きくなったのを見たい、そう言ってた。

死とは、この世からいなくなってしまう事なんだけど、未だにこの家で2人で暮らしているようにしか思えない。
・・・・・
愚痴になった。