ハクチョウたち

2026年01月16日 風の戯言

安田駅裏、というか明神沖の田圃にハクチョウたち休んでいる。

午前中はもう少し多かったけれど、夕方になって一家族だけになったようだ。
休んでいても、誰か一人見張りを続けている。
長い距離を、シベリアから飛んできた家族の安全を守る為に気を休める訳には行かないのだろう。

話は変わる。
コロナ以後仕事にも付けず、数十万円のアパート代を払えず、退去させられ自暴自棄になって人を殺した事件が起きたという。
何となく辛い話で、横浜時代を思い出す。

アパート代を滞納し、追い出された友人がいた。
九州に帰る金もなく、泊まるところもなく空き地のヒューム管の中で寝ていたという。
夏休みで柏崎から帰って俺の部屋の明かりが灯るのを、毎日待ち続けていたという。

横浜に帰るとと、彼は泣き乍ら部屋に飛び込んで来た。
部屋といっても東横線菊名駅の近く、昔質屋を営んでいた家の倉庫の2階。
背を伸ばせば梁に頭が当たる様な、窓に格子が嵌った部屋だったけど・・・。

施設で育ち、親も判らない小柄な男もこの部屋に居ついた。
綱島の三畳の部屋には岡山の歌手志望の井上も、湘南富岡に借りた部屋には九州から兄が帰って来た。
訪ねてきた姉が大笑い。お
金もないのに何時も居候が居たね、と。

遠い遠い昔の話。