風の便り
社内の温度計が13度を表示している。
明日はもっと寒くなるらしい。
政治が揺れている。
全く何を考えているのやら・・・政治家と一般庶民の間合いの開きを拡げているようだ。
いくら民主主義を掲げようと、支配者と被支配者の間隔を無くすことは出来ない。近づきすぎると危なくなる・・・戦前のような不自然な「天皇陛下万歳」になってしまうのだろう。
雨上がりの鯖石川の堤防を歩いていると、蜻蛉が見えなくなっていた。雨のせいなのか・・・。
以前は道の端に転がっていた狸や狢の死骸を見なくなった。
雪山にウサギの足跡が見えなくなった。
庭に油蝉がいなくなった。
山を波打っていた蜩の鳴き声を聞かなくなった。
夜、庭に出ても蚊に刺されなくなった。
星空を見ていると、宇宙にこんな星が他にあるのかと思う。
この星は、あまりにも美しすぎるのだが・・・。