風の便り

2014年10月21日 風の戯言


 寒くなってきた。

 社内の温度計が13度を表示している。
 明日はもっと寒くなるらしい。

 政治が揺れている。
 全く何を考えているのやら・・・政治家と一般庶民の間合いの開きを拡げているようだ。

 いくら民主主義を掲げようと、支配者と被支配者の間隔を無くすことは出来ない。近づきすぎると危なくなる・・・戦前のような不自然な「天皇陛下万歳」になってしまうのだろう。

 雨上がりの鯖石川の堤防を歩いていると、蜻蛉が見えなくなっていた。雨のせいなのか・・・。

 以前は道の端に転がっていた狸や狢の死骸を見なくなった。
 雪山にウサギの足跡が見えなくなった。

 庭に油蝉がいなくなった。
 山を波打っていた蜩の鳴き声を聞かなくなった。

 夜、庭に出ても蚊に刺されなくなった。

 星空を見ていると、宇宙にこんな星が他にあるのかと思う。
 
 この星は、あまりにも美しすぎるのだが・・・。