お盆
先祖の精霊達が家族の元に返ってくるという。
美しい日本の風習だ。
いろいろな思いを地上に残し、旅立っていった精霊を迎える。
俺は死んだら「無」に帰ると信じ、そこに現世の救いを確信しているのだけれど、死んでまで「霊」で纏わり付きたくないからね。
考えてみれば、夜空に煌めく星たちの中で、どうしてこの星にだけ人間なるものがいるのか ? 子供のような疑問が沸く。
人はアフリカの地を出でて、遙かな旅をしてきた。
より住みやすい土地を求めて旅をし、慣れぬ環境の中で必死に生きようとした時に、知恵を得たのだという。
動物の中で、人間だけが違う生物になっていたようだ。
他の動物は生きるために他の動物を食べる。
それは人間も変わりがないのだが、他の動物を繁殖させ、飼育して殺して食べる。変な動物 !
戦後70年とかで、今一度歴史を見直す風が吹き始めた。
曰く、日本が負けたのはアメリカだけであって、中国や韓国には負けていないんだ、だからゴチャゴチャ生意気言うな !
いや、あのときは正しくとも、今の価値観から言えば迷惑かけたことは事実。もう一度整理し、未来に向かおうよ !
日本の素晴らしさはアメリカの焼夷弾で無差別爆撃を受け、歴史上初めての原子爆弾の洗礼を受け、国内にアメリカ軍の駐留基地を提供しているのに、一言の恨みも言わない。
まさに、悪人が一晩で聖人になってしまったような具合。
歴史には表と裏があり、人間の言葉にも表と裏があり、本音の部分は簡単には出てこない。多分、心から愛する人にしか言わないのだろう。
お盆で、俺もおかしくなったのかなぁ・・・
写真はパラオの上空でセスナを操縦するワタシ !