もうすぐ春だぞー

2016年02月28日 風の戯言


 いつの間にか2月が終わろうとしている。

 今日は小千谷の『風船一揆』 
 今年40回目、いい祭りが出来たのではと喜んでいる。

  
 冬とは思えないお天気で、念願の市内堀の山辺を歩いた。
 「おーーい、もうすぐ春だぞーー!」
 俺は枯れ草達に語りかけた。
 「うるせー、静かにしてくれ、俺はまだ眠いんだ・・・」
 なんとまた色気のない奴らだろう。

 家に帰って久し振りに鯖石川の堤防を歩く。
 「おーーい、もうすぐ春だぞーー!」
 同じ呼びかけにも、鯖石の草木はノリがいい。
 「そっかぁー、もうすぐ春か・・・待ってたぞー」
 見ている前で、気の早い八石の木々が蕾を膨らませてくる。

 今にも「酒が欲しい」と言いかねない草木達の温かさが、俺の心を和ませてくれる。
 瞑想と酩酊の区別が判然としない、仏の世界だ。

 閑話休題

 地球は何度も環境の激変を経験し、生物は5回も大絶滅に見舞われた。炭酸ガス濃度が急低下し、寒冷化による全球凍結したらしい。その後光合成による酸素濃度が上がってカンブリア紀の進化大爆発が起きたという。

 何という壮大なドラマだろう !

 この宇宙の中で、人間という不可解な生物が生きている奇跡の星の魅力がまた一つ増えたようだ。