高田公園

2024年10月22日 風の戯言

ヤボ用で高田に行って来た。
高田は高校時代を過ごした懐かし過ぎる町だ。
行ってみれば感じるだろうが、この町は風の臭いまで違う。

高田の生活が始まったのは昭和33年(1968)
今知ったことだが、戦争が終わってまだ13年しか経っていない年だった。
高田連隊があった町らしく、生徒たちの気性も荒かった。

子供の頃から多少グレていた自分にとって高田工業のその気性の粗さが合っていた。
ゴリというアダ名の上級生はチェーンを振り回し、俺は短刀を忍ばせ通学した。
山岳部の先生は、テントを張り終わると「石塚、酒はどうした?」と催促する始末。

通学途上にあった下宿部屋は悪党共の巣窟と化し、一服して奴らは家に帰った。
クラスだけでなく、農業高校や能生水産校もめ事も、酒を飲みながら仲裁していた。
土方だか土豪だか訳わからない家に育つと変な子供が育ってくる。

3年生の時、菊間さんの家に転がり込み俺の転落はブレーキが架かった。

高田の風はいろいろなことを思い出させてくれる。