赤いクラウン
英国が国民投票で EU からの離脱を選択したという。
民主主義は多数決で決まったことに従うというルールだ。だが、国民投票という手法は愚劣ではないのか。
なぜなら国会と代議士というクッションを失ってしまうからだ。
議論には議長という役割が必要だ。
議論のコーディネーターが必要ではないのか。
国民投票では、それが失われてしまう。
ヨーロッパは残酷な試練を経てきた。
民主主義は正しく、そして間違っている。
英国のキャメロン首相は絶対にやってはならないことを決断してしまった。愛と度胸と頭が足りなかったのだろう。
世界は動乱の季節に差し掛かったのか?
政治にはリーダーが必要であり、そのマネジメントが間違っていたら処刑すれば良い。明日から、新しい時代が始まるからだ。
責任を国民に任せてはならない。一億総懺悔は悪だ。
ローマの昔から国民は無責任であり、リーダーは憤怒の生け贄として必要なのだ。直接国民投票の結果には内乱しかない。
一年半ぶりにクラウンが戻ってきた。
前のクラウンは追突を繰り返したので捨てられてしまった。
今度は赤いチャンチャンコにした。
枯葉マークを付けた赤い車なら自分も人も気をつけるだろう。
夏中には自動二輪の免許も取るつもり。
若い頃憧れた「暴走族」が最後の夢だ。