グレート・ジャーニー 一万年の旅路
人類は長い長い旅をしてきたから賢くなったという。
アフリカを出でて、新しい土地に足を踏み入れ、新しい環境に適応する為に戦い、一時の平安を得て、そしてまた新しい理想の地を求めて彷徨い、生きてきたのだろう。
暗夜に星を見つめて、そんな祖先達の長い旅路を思う。
人生も、そんな一つの長い旅路なのだろう。
小さな喜びのその直ぐ後で、小さなことに傷つき、その傷の疼きを抱えて立ち止まってしまう。
暗夜に、道を求めて悄然とし、ただ、俺には、また歩き出すことしかは出来ない。
一つの人生も、一つの長い旅路・・・グレート・ジャーニーなのかも知れない。