
雪地獄 祖先の地なれば 住みつげり (十日町地域の言い伝え?)
昔、昭和36年だったか38年ころの話。
もの凄い雪で隣の屋根の雪降ろしをしていた時、降ろした後から雪が積もってくる。
雪国に生まれていて、あの時の恐怖は今も忘れられない。
その年だったか、古く大きな家のダキ(分かるかな‥)の雪堀を命じられた。
春になれば溶けてしまう雪に、俺の青春を無駄使いしてなるものか!
猟銃の火薬で爆薬を造り、雪の山ごと吹っ飛ばしてやろう!
電気発破は失敗した。
残念だったが、失敗して正解だった。
成功していれば、茶の間の壁が崩れていたかも知れない。
雪にはいろんな思い出がある。