鯖石の水仙

2025年04月18日 風の戯言

庭の椅子で、暮れて行く八石山を眺めている。
ズーとこんな時間が欲しくって、そう思ってただけで、走り続けてきた。
だから今、時間が戸惑いながら過ぎて行く。

夕方になるとお墓まで節子を迎えに行き、一緒にお茶し、テレビを見る。
二人の時は、何にもできなかったくせに。
食事が終われば、すぐ部屋に戻ってパソコンに向かっていた。

がんが再発した時に、なぜもっと寄り添う事が出来なかったのか。