昭和の日
目崎 徳衛先生
美智子上皇后の御進講役を務められた先生で、藍沢南城の研究者として名のある人。
小千谷の出身で、身辺で親戚の方が何人かおられる。
5月18日、小千谷で先生に関する講演会があり、声が掛かった。
いつの間にか、南城詩集の巻頭を飾る「南条村」にある「衰翁」になってしまったが、節子と二人だけの生活は楽しい。
彼女の好きだった家の垣根に翠が戻り、モミジの若葉は美しい。
近くの人から「フキノトウミソ」や春の山菜を届けて貰ったりしている。
お墓には花を供えて貰い、お茶に誘われたりする。
夜になると、裏の田圃から蛙の合唱が聴こえて来、空には星が瞬く
鯖石川から見える苗場山も、黒姫も、八石山も、なんという美しさ!
今日は昭和の日。