番神

2025年07月19日 風の戯言

7月も後半だというのを忘れていた。

浜辺には車が多く、海岸には海水浴を楽しむ人たちが多くいた。
暑い中で、夏を忘れていたようだ。

眠れぬ夜は、節子の写真の前でアルバムを開いている。
昨日は彼女の子供の頃から成人式の時までが話題だった。

25歳で結婚して、俺の事業を支え、俺の遊びを支え、2人の子供を育てた。
彼女の人生は本当に幸せだったのか、いや、俺は幸せにしてやれたのか?

暑い日が続き、お墓も暑かったろう。
今日はお墓と如来さんに水を上げて来よう。
そんなことしか出来ない。