ゴジラの口臭

2007年05月13日 風の戯言


 人は自分のことしか考えていない、とか、人は自分の見たいものしか見ない、とか言う。

 人とはそういうものだ、という認識がなければ人間社会でのコミュニケーションは始まらないのかも知れない。
 塩野七生は「人間とは何か?」の問いからローマ史を書いたという。全てはその問いから始まると。

 自分の欠点は自分では気がつかない、それはそれで可愛いのだけれど「放っておくと大変なことになりますよ」。ゴジラが火を噴くような自分の口臭も自分では気か付かない、ということか。
 話が逸れたけれど、人は自分のことしか考えない人間社会だから他人のことに思いやることが大切、って言うか人にもてるのだろう。いくらコミュニケーションが大事だと言っても「俺が、俺が」の人に人は大切なことを話たがらない。

 愛とは何なのか、俺にはわからない。自分のことしか考えていないからだろう。
 山に新緑が輝き、田は早苗に色気づき、俺の愛は乾き物になった。5月、かぁ・・・ビミョーな季節だなぁ。