牡丹の花

2007年05月16日 風の戯言


 庭の牡丹が咲き始めた。
 馬鹿な花で自分の重さを考えないで、身に過ぎた大きな花をつけている。でもまた、あの大胆な花は大らかでいい。

 最近続けて30代女性講師の講演会を聞いている。2人とも世界を見て来た人達なので、日本という国の特質や美しさについて絶賛する。
 世界第2位の経済大国日本の基盤になるものは真面目さと働くことの好きな民族である、という点。特に目的が見えたときの日本人のやることは凄いと思う。大戦末期の風船爆弾なんて、こんな馬鹿げたものを物資の乏しくなった日本でシステム的に出来たことの方がおかしいくらい。そして又、同じ爆弾とはいえ原子爆弾と何と大らかなことよ。
 南京大虐殺の宣伝効果、ホロコーストとのリンク。アングロサクソンと漢民族による日本包囲網の戦略が丸見えになってきている。

 日本は戦争に負けた。こんな真面目なやつが又一つにまとまったら何をしでかすか分らない。だから教育により民族性をダメにし家畜のように働かせアメリカに利益を持って帰るシステムが段々大仕掛けになってきている。
 そんな日本も戦後60年を過ぎてさすがに考え直すようになっている。靖国を巡る攻防は手先と愛国者の鬩ぎだけでなく米中の日本包囲網の観点から見ていくべき、と彼女らは言う。
 若い美人講師に「そうでしょ」といわれると霧が晴れてくるように愛国者になる。
 日本は素晴らしい国なのだ。ただ調子に乗ると深く考えなくなる、というか誰も勢いを止める人が居なくなる。「武」という字は矛を止めるという意味だという。