赤と紅

2008年03月29日 風の戯言


 昨日は朝6時に柏崎を出て八王子のお客様に伺い、早稲田大学の佐藤教授を訪ねてきた。運転は若い社員(自分から見ると誰彼も若いのだが)2人に任せ後部座席で沈んでいた。
 早稲田界隈の桜は満開で、正に春爛漫。
 練馬から高速に乗り、春景色に見入っていたら山吹が目に飛び込んできた。日本海側と関東の季節の違いに改めて唖然とする。
 赤城高原のサービスエリアでは白梅と紅梅が咲いていた。どうでもいいことだが、赤と紅の違いが分らない。広辞苑では「赤は明るい、黒は暗い、から」とあり「赤は緋色・紅色・朱色・茶色の総称」と続く。紅色にいたっては読んでいて頭が痛くなる。総じて辞典ってのは分らない。ある人が「さよなら」の意味を求めて辞典を何冊か当ったけれど、結局堂々巡りだったとか。諦めてしまえば早いものを「さよなら」の意味を知るまで20年かかったと言う。
 「今日は」は「今日は、お元気ですか?」
 「はい、お蔭様で元気です」
 「さようならば、よろしかったですね。御機嫌よう」
の簡略化された姿らしい。そうなら「こんばんわ」ではな
く「今晩は」になる、ハズ。
 Good by は God by
 「再会」はそのままだろうけれど、大陸の生と死、出会いと別れ、その間に吹き荒れる暴風のような歴史を考えると人間の運命への恐れが表れているようで結構意味深。