鯨波の水源地を通り、六拡トンネルを抜けると谷根の郷が見えてくる。
鮭の遡上する谷根川は、米山が流れ出る水を2つのダムに蓄え、清らかな水が流れる山間の川だ。
谷根の人達は、その清らかな川を慈しみ、手入れの行き届いた田畑が美しい。
谷根の郷の人達はまた雪の中での灯の祭りを楽しみ、雪が融ければ、空いた畑に植えた緋桃の美しさを競っている。
豊かな土地柄だなと感嘆する。
生活の自然条件は決して豊ではないが、この郷で暮らす人達の心根が伝わってくる。
みんなここが好きなんだろうね。
そしてもっと好きになるように、みんなでワイワイやっている。
もう2,3日すれば満開を迎えるのだろう。