高橋トミさんを見送ってきた。

2018年04月16日 風の戯言

昔、土方だった頃の同僚を見送るのは辛い。
彼女は90歳、もう30年も会ってなかったことになる。
棺の中の彼女は綺麗に化粧され、今にも話し出しそうだった。

息子が「おっちゃんに会いたがっていたぜ」、俺はその一言でボロボロになってしまった。
俺は高柳でも、鯖石でも、野田でも、北条でも「石塚組のおっちゃん」で通っていた。
涙が止まらず息子にしがみついてしまった。

ドカタは自然のと闘い、嘘も何も効かない、お互いが真っ直ぐぶつかるだけ・・・それが職場だった。

いろいろな現場のことが思い出させられる。

豊かな温かい思い出を残して、一人2人と旅立って行く。

いいさ、また何処かの現場で仕事しようよ。