30周年 感謝の集い
今日は弊社、創風システムの創立30年、感謝の集いということでご案内させて
戴いたところ、予想を超えた多くの方々にお集まり戴き、感謝申し上げます。
櫻井市長、西川商工会議所会頭をはじめ、皆様には年度初めのお忙しい中時間を
割いて戴きありがとうございます。
創風システムは柏崎市の「ソフトパーク構想」に刺激され、1988年、情報通信
の未来に魅せられ創業しました。
行政が、地域に夢を語りかけることが如何に大きな勇気を与えるのかその中間報告
でもあります。
私達は、加納の古い木造建物を利用し、当時また出たばかりのPC88を並べて塾を
やったり、パソコン通信を愉しんでいました。
今日はその「パソコン村」の仲間達も駆けつけてくれてきています。
当時市役所の小林進さんが休みの日には「パソコン村」に駆けつけ1日中サーバー
を眺め続けているのが印象的でした。寒い部屋の中で彼は夢をみつけたようです。
「創風システム」の名前は、「明日の鯖石を創る会」と「熱気球-風船」のから付
けました。多くの仲間を裏切って、45歳で土方からコンピューターの世界に飛び込
んでしまったからです。
創業翌年から柏崎市の「物品管理システム」や「人事管理システム」等多くのシス
テム開発の委託を戴き、特に、創業間もない平成5年に市の予算総額600億円に及
ぶ「財務会計システム」任せて戴いたのは凄いことでした。
今も、時折西川元市長に「あんな大きな仕事をよくぞ任せてくれましたね」という
と「今更何を言うか」と叱られます。しかし、そのシステムを、全庁舎をパソコンネ
ットワークで結び、死に物狂いで仕上げたのも大きな自信になりました。
この間、当時の安達助役をはじめ、多くの市の方々に大変な迷惑を掛けてしまいま
した。改めてお詫び申し上げますとともに、その後も温かく見守って戴いたことに本
当に感謝申し上げます。
1995年12月24日、柏崎インターネットサービスを開局させて戴きました。
「窓を開ければ・・・そこは世界に繋がっている」
この開設には新潟日本電気様 村山先生にとんでもないお世話になりました。
たかだか20年チョット前のことですが、情報通信の世界は予想もしなかった世界に
変わってきています。スマホ、クラウド、IoT、AI、スパコン、量子コンピュータ、
仮想通貨、ブロックチェーンなど新時代の言葉に振り回されていますが根底の技術、
思いは動いていないと確信しています。
柏崎でのCATV、柏崎ワイナリー、地域医療情報システムの構築等いろいろな夢が
浮かび達成できずに消えていきましたが、柏崎はもっと面白い地域になるだろうと楽
しみにしています。
今日は、NHKディレクター 阿部博史さんにも出席戴いています。
新潟産業大学で特別講座「人工知能の現状と未来」を講演戴きました。
人工知能が企業だけでなく、社会や個人の人生に深く関わり、無視して通り過
ぎることの出来ない時代になっています。
人間が、一つの共通の文化として「人工知能」を活用し、もう少し幸せになれる
のではないかと未来を楽しみにしています。
長岡技術科学大学 副学長 三上先生 ありがとうございます。
三上先生は柏崎と縁が深くにCGの世界を先取りした柏崎イメージファクトリー、
お茶の水の「デジタルハリウッド大学」はその流れにあります。
日大の戸川隼人先生、杉山さんを思い出します。戸川先生は柏崎に縁の深い
勝海舟に繋がる人です。
また三上先生は、シンガポール越後屋研究会の生みの親でもあります。
細貝弁護士 私共の顧問弁護士をお願いしていますが、実は父君が新潟産業大学の
初代理事長という縁があります。縁というネットワークは深く、不思議な拡がりがあり
ます。
吉田ブルボン社長には何年か前、「AIはどうするんだ」と発破を掛けられました。
しかし、私のスタートが2年ほど遅れてしまいました。
今日は越後ビールをたくさん戴きました。ありがとうございます。
一人一人を紹介して行くと、多分3日位掛かります。
お手元に配った本日の出席者名簿に代えさせて戴きたいと思います。
最後に、実は4月10日に社長を退き、会社の体制を交代する予定でした。
直前になってで申し訳ありませんが、少し延期させて戴きます。
口の悪いのはおまえ2回目だろう、死に欲が出たのか、なんて言いますが実は
そうなんです。
変化の激しい時代には「基礎」をやれ、と工科大学初代阿部学長に教えられました。
もう一度、ソフトウェア産業の基礎をやり直します。
「総合情報サービスとして、100年継続可能な、小さな一流企業を目指せ !」
を合い言葉に、お陰様で30年、そしてさらなる未来に挑んでいきます。
ありがとうございました。
平成30年⒋月20日 創風システム 創立30年 感謝の集い 石塚挨拶