藤沢周平

2018年05月02日 風の戯言

裏の田圃で蛙たちの恋歌が賑やかだ。
クワックワックワッ、ケケケケケ、ゲロッゲロッ・・・・

生きるもの全てが春の恋に血迷っている。
いい年した男達が蛙と同じように血迷っている。

それもまた由としよう。

最近のニュースを聞いていると、日本という桶の底が破れた気がする。
日本人の一番大切にしてきたことが、あらゆる階層で破壊され続けている。
簡単なことなんだが・・・
1.嘘をつく・・・平気で嘘をつく・・・嘘をつく箍が外れてしまった。
2.言い訳をする・・・人のせいにする・・・兎に角、逃げまくる。
3.誰も責任を取らない・・・白装束で腹を切る人間が消えてしまった。

受けた恩は忘れない・・・これも大切なことだと思う・・・自分のプライドのためにだが・・・

情けないのは告げ口・・・これは人間関係を完全に壊す武器になる・・・しかも有効な・・・
さり気なく「彼はあなたのことをバカだといっているよ・・・トランプのこと !

あっ、藤沢周平に事だった。
昨日2階の書棚から「海坂藩大全」を引っ張り出し、藤沢周平の世界に沈み込んでしまった。
睡眠薬で朦朧とした幸せの時間、全身が海坂藩の底に沈んでいる。

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