学問のすすめ
一万円札の肖像が何故福沢諭吉なのか、深く考えたことはなかった。
文春6月号に片山杜秀の『福沢諭吉「学問のすすめ」は金儲けのすすめ』をみて「エッ!」と思った。
実を言えば家の本棚の何処かにあるのだろうが、読んだ記憶がない。
早速買って貰い、寝る時間になって本を開いた。
これが間違い。
睡眠薬で頭が痺れ始めたのに、この本の凄さに引き込まれてしまった。
明治5年に第1編を出し、明治9年第17編をもって終わり、明治13年までに約70万冊を超えているという。
岩波書店の奥付を見ると1942年に第1刷、2017年に100刷発行とある。
筑摩書房や他の書店を入れるとどれ程読まれた本なのか、唖然とする。
読み進めると、明治維新後多くの日本人がこの本により生かされてきたのか、呆然とする思いがある。
これ以上書くと眠れなくなる。
本日これまで。