周広院 晋山式

2018年06月03日 風の戯言


自分の菩提寺にする周広院の晋山式に出席してきた。
会社で言えば社長交代みたいなもの、曹洞宗だけに若いお坊さんの真剣な姿が目に残った。
問答で、寺の住職になることに迷いは無いかとの問に、自分達の使命を明確に述べていた。

社会全体に、昔からの権威が崩壊しつつある。
それぞれの使命が形だけになっているのでは無いか ?
寺も、神社も、政治家も政府も・・・スポーツ団体すら目的を見失っている、というか忘れ去っている。

何でだろうと考えてみた。
日本の国が大切に育ててきたもの「和」が世界に窓を開けた瞬間に危機感が沸騰してしまった。
グローバル世界を迎え入れられずに「尊皇攘夷」に走ったのは分かるような気がする。
しかしそれは政治勢力をまとめる方便でしか無く、新政府は「脱亜入欧」に180度変わってしまった。

これは
「鬼畜米英」から「ギブミー・チョコレート」、民主主義に一夜で変わってしまった。

何が言いたいか。
自分の政治権力を守るために理念や使命感は欠片も無く、嘘やハグラカシで平気なのは明治初期から権力を持ち続けてきたのが誰であるか、考え見れば直ぐ分かることだはないだろうか。

変えてはならない「芯柱」が無くなってしまったのだろうか?

日本人の代表的美意識、新渡戸稲造の「武士道」からは程遠い。
嘘やごまかしは卑怯で有り、臆病者のやることである。
そして「仁」。

石塚孝が石塚組の理念に掲げたのは、ヘルメットのマーク「仁」だった。