ジャカランダ

2018年06月11日 風の戯言

 

 甥と姪に誘われて熱海にいっ来た。
 台風の直撃を心配していたが「雨天決行」との案内に運を天に任せ、喜び勇んで出かけることにした。

 タクシーの窓から見慣れぬ紫の花が見え、訪ねると「ジャカランダ」だと誇らしげに語った。
 南アフリカ産だ、ともブラジル産だとも言われるが葉は合歓の木に似ている。
 気候が温暖で無いと育たないようで、町の人達に大切にされているようだった。
 何とも優しい花だ。

 初島は雨に霞んでいたが
 部屋のベランダで波の音と風を感じているだけで幸せになる。

 贅沢な時間だった。