ボヤキ禁止条例
平成30年も間もなく終わろうとしている。
今年の漢字は「災」であるという。西日本豪雨や北海道地震など大きな自然災害が続いた。
地球温暖化の影響だとすれば、自らが求めた人工的快適生活の報いなのかも知れない。
崎が中越沖地震以来大きな災害に襲われなかったのが幸いなのだが・・・。
娑婆の景気は戦後最長に並んだ可能性があるそうだ。
だけど我々にその実感はなく、何処の国の話かとも思う。
特に柏崎の経済環境が暗過ぎる。
イトーヨーカ堂の閉鎖、ゼロックスの撤退、原発の再稼働問題等あり暗くならざるを得ないのかも知れない。
しかし、市民が「ダメだ、ダメだ」とみんなで大合唱していたら、自分だけでなく地域の心も未来も暗闇に落ち込んでしまう。
人間は言葉で生きている。
弱音を吐けば運に逃げられ、多少ホラでも元気を出せば運は向いてくる。
運命の女神はワリと単純なんだと思う。
柏崎に戻ってきたのは25歳の時だった。
夢破れ、多分暗い顔だったと思う。
だけど終生の地と思い定めて「いいとこ探し」を始めたら楽しいところが一杯あってビックリした。
柏崎ではいろいろな分野で頑張っている人達が多い。凄いね !
ノートルダム清心女子大学名誉学長故渡邊和子は「置かれた場所で咲きなさい」と言う。
石段の隙間でも花は咲くのだと思う。やはり天下の柏崎だね。
不満があったら市長や市会議員や市役所職員の悪口はいくら言ってもいい。
彼らの任務は市民の幸福を実現させることであるからだ。
だけど、役人に文句を言っているだけでは何も解決しない。
基本は自分達の経済的自立をどうするか。
自分達の柏崎をもっと明るい町にしないと子供達は帰ってこなくなるし、若い人達がいなくなる。
安心して生活できる町でなければ人生を生きる場所ではなくなると思う。
柏崎をどんな町にしたいのか、柏崎がどんな町なら自分は幸福なのか、本気になって議論し方向性を決めないとないと市長はまた何を言い出すか解らないぞ。
少なくとも「ボヤキ禁止条例」を制定したら、と考える。
ボヤイていたって、何も始まらないし何も進まない。
柏崎には新幹線もない。
空港もない。ロケット基地もない。でも柏崎ほど素晴らしい町はないと思う。
みんなで花を咲かせれば、柏崎は行列の出来る町になるかも知れない。
メリー・クリスマス ! そして良いお年を !