半夏生

2009年07月01日 風の戯言


 風鈴の夜陰に鳴りて半夏かな      飯田蛇笏

 半夏生、半夏、半夏雨
 夏至から11日目の7月2日ごろのことで、雨が多く物忌みが守られているらしい。ドクダミと同属の毒草、半夏(からすびしゃく)から着ている季語なそうな。

 九州の方から大雨の情報が伝わり、土砂崩れの映像が流されている。水に過不足なし、というけれど最近はお天道様の蛇口が緩んでいるらしい。期待以上の雨が降り、オタオタしていることが多い。
 しかし、山道を走るとこんなに深い緑に恵まれた土地があるのだろうか、と思う。そして「緑に囲まれて生活している奴に悪人はいない」となる。その先は忘れた。