地震があると小千谷の猪又さんを思い出す。
彼は市役所の職員で中越地震の時、自宅が傾いているのに家に帰らず、対策本部に泊まり続けて20日も風呂に入られなかったという。
仕事はガス・水道の復旧だったかと思う。
被災の現状を何とか掴んだ時はもうそんな時間がたっていたという。
娘さんが新潟に居て、彼女の家でふろに入った時、お風呂がこんなにいいもんだたっと感動したという。
感激屋のイノさんだから、多分大泣きしたんだろうと思う。
剣道の強豪で、古い熱気球の仲間だ。
小千谷にはこんな友人が多い。
久し振りの電話で、「あの頃」の思い出話が尽きなかった。