ひな祭り句会

2010年03月04日 風の戯言


 3月3日、柏崎俳句の会「ひな祭り句会」を開催した。
 例会の宿は松尾芭蕉を追い返したと言う伝説を持つ「天屋」。地域としても、曲者揃いの句会としては此処の他に会場は見当たらない。呻吟し、困った時には、天屋の女将に八つ当たりすれば、後はナントカ道は開ける。

 兼題は「春めく」
 席題は「椿」そして何故か「いいだこ」

 酒を飲むために何でこんな苦労をせんばならんのだ、ぼやきつつ楽しんでいる。
 選句に入り、一人2句とは言え、何と無選句がないのにびっくり。
 口は悪いが、心根の優しさが伝わってくる。

 「春めいて幼き孫と散歩する」 信子
 「やぶ椿蜜を求めて小鳥来る」 孝也

 少しは俳句の格好になってきたかな?

 〆は宮沢正雪師匠の「四海波」 最近は謡で締める会もなくなった。ひな祭りの句会に花梅と謡曲、なにやら顔に似合わぬ文化の香りがしてきた。

 写真は宿の人にとってもらったが、個人情報保護の為にぼやかしてある。腕が悪い事にも起因するのだが・・・