勝手に降り、勝手に雪が消えていく。 腹が立つやら、嬉しいやら。 残った庭の雪も明日の朝までには消えているだろう。
芝生に椅子を持ち出し、陽差しを楽しんでみたが風はまだ冷たい。
折れた木の枝を切り、枯れた葉を毟り、4月を待つ。
春は戸惑いながら近づき、一気に駆け抜けて行く。
新しい季節が、本気で始まったようだ。