ブナ林 放浪の旅

2011年06月11日 風の戯言


 国道353を折居から阿相島を抜けて桜坂峠から尾神岳-吉川町に至る山道を始めて走ってみた。約一時間、一台の車にも遇わなかった。結構刺激的なルートであり、途中のブナ林が魅力的だった。
 尾神岳は一時カイトのメッカであり、多くの若者たちが集まったという。俺は熱気球だから意地でも行かなかったが…山の中にポツンと1軒だけラーメン屋があり、バアちゃんが車のほうを見ていたが、腹も減っていたが、寄って食べてゆく勇気はなかった。

 土曜日、ちょっと会社を覗きプチ放浪の旅に出るのが楽しみになっている。今日のルートには、崩れ落ちた家や人の気配の消えた殆ど無人化した集落があり、その佇まいが妙に懐かしく、込み上げてくるものもあり車を止められずに走り続けた。
 都会の過密化と、地方の過疎。
 簡単な問題ではないが、現代の価値観?を見直さないとただ時間の中を走らされているだけの人生になりそうな気がする。
 経済人として、働く幸せを求め続けていきたい。カッコつけて、俺らしくない優等生的な答えだが、それをどう実現させていくか。競争と共存、バランスだけの問題ではなさそうだ。