敬天愛人
9月になった。
漸くカレンダーと自分の中の季節感が合い始めた。
稲森和夫とゴルバチョフ 2人の巨人の死が同じ価値観で迫ってくる。
大雑把に言えば
2人とも「人間」を信じ、愛してきたのだろう。
本物のリーダーが持つ大きさ、なのかも知れない。
例えば稲森和夫が人生の指針として掲げた西郷隆盛の『敬天愛人』
「人を愛するということは、生半可な覚悟ではできないんだよ」という覚悟
そして迷った時に
「人間として正しいことを判断の基準にする」とし
「自然の道理、人間として正しい道、すなわち天道をもって善しとせよ
己の欲や私心をなくし、利他の心をもって生きるべし」
あらためて中村哲の「人は愛するに足り、誠は信頼に足る」を思い出す。
巨星たちが持つ「根」の太さ、抱く「天」の大きさ、「海」の深さを思う。