秋、俺の休日

2006年10月23日 風の戯言


 今日は友人の自裁の日、もう4年経つのかなぁ・・・。
 そして明日は中越地震から2年・・・。

 秋晴れの空は青く、色づき始めた公園の落ち葉が俺を不機嫌にさせる。自宅前の中鯖石コミュニティでは秋恒例の鯖石ロードレースで賑わっているが、何か自分とは別世界。寒々とした心の中を通り過ぎる風は、今日の穏やかな天候とは別世界。
 近くのコンビニでスパゲッティの弁当を買い、妻と二人ぶどう園に忍び込んで昼食とする。刈羽三山、米山、黒姫山、八国山が秋空に映え、しばし心豊かな時間が持てた。

 夜「未完成」で宮島さんたちのライブ。アルコール分なしでジャズを聴いていたけれど、これは邪道だ。頭がクラクラするほど酒を飲み、感情のろ過装置を外さないと演奏者も困ってしまう。
 帰り道、若者が一人スケボーを蹴っていた。何故か青春時代の苛立ちが込上げて来て暫らくタイムスリップしていた。俺はあの頃、何にあんなに牙を剥いていたのだろう。金も希望も才能もなく、絶望に打ちひしがれていた。あれからどうして生き延びてきたのか、今も良く判らない。
 
 人生の秋は穏やかな茶系の色合いが似合う。ハズなんだよな。