近鉄バッファローズが消えて以来、俺はプロ野球を見るのを止めた。仰木監督の、近鉄バッファローズの野球にハマったら、巨人や他の球団の野球なんてクソみたいなものだった。優勝を目前にして、最後に負けて、夕焼けの中を去ってゆく男の背中、なんてもうクシャクシャになったものだ。
今日の新庄の涙が堪らなかった。 俺の美学から言えば少し違うのだけれど、新庄の涙は許せた。 一人で闘ってきた男が、みんなの兄貴になっていたんだ。
久々にいい日だった。