散り遅れ苫屋の軒の秋桜(あきざくら) 草風
どうしようもなく寂しい時は、湖の底に沈んでいる。 そして、黙って血を吐き続けるしかない。 無口な雲と話しながら、細い山道を走る。 吐き出した血が、木を染めていく。