都市の品格

2006年02月09日 風の戯言

 藤原正彦著「国家の品格」が話題になっている。
 
 敗戦以来、日本の価値基準はアメリカに近づこうという意思そのものであった。勝者に気に入られるよう、にじり寄るのが敗者の生きる知恵だった、とも言える。
 必死に働き、アメリカに次ぐ経済大国になり、また新たにグローバルスタンダードと言うルールを示され、再度死に物狂いで働いて、日本は何かに気がついた。このルールはおかしいぞ、と。
 戦後壊され続けてきた日本の価値基準が見直され始めている。ライブドア騒動もあり、次第に大きな潮流になりかけているようだ。

 「品格」とは何か?
 出来るだけ人の世話にならず、精神も経済も自立をすることではないか、と思っている。
 「神を敬い、神に頼らず」

 この町も、本格的に「品格」を問う時期にきている。