春のお彼岸

2006年03月21日 風の戯言

 今日は春のお彼岸の中日、春分の日。
 お天道様が真東から上り真西に沈む。夜と昼の時間が同じくなり、今日から一日毎に日が長くなる。
 彼岸は煩悩を超越した悟りの境地。対してこちらの此岸(しがん)は迷いの世界。煩悩を超越するなんて、やはり死んだ時にしか出来そうもない。まぁ、そんなこんでご先祖様に手を合わせる・・・何でここに俺がいるのか?って。問われてご先祖様も口篭るだろうけれど・・・わかんねぇな、って。

 祖霊まします鯖石の地はどうやら今年の冬を乗り切ったようだ。雪の消えた地面から蕗の薹が顔を出し始めた。まだ、摘むには申し訳ないような、か弱い命に見える。が、此処までくれば、春はもう駆け足。

 春のお彼岸、って何かいい感じの響きがあるんだよね。