オシムの言葉

2006年08月19日 風の戯言


 いま「オシムの言葉」が面白い。
 この本を読んでいてオシムと言う人に興味を持った。オサムは嫌いだけれど・・・で、サッカーを見るのが楽しくなった。先日のイエメン戦もいわゆるオシムのサッカーの先端が見えた。日本サッカーの文化みたいな後ろへのパス回しには相変わらずイライラさせられるが、ボールを持ったらゴールに向かって走る、とにかく前へ、チャンスだと思ったら果敢にシュートを放つ、それがサッカーだと言うオシムジャパンの明日が楽しみだ。

 「重要なことは、ミスをして叱っても使い続けることだ。
選手と言うのは試合に出続けていかないと成長しない。どんな悪いプレーをしたときでも、叱った上でそれでも使う。ミスをした選手を、それだけで使わなくなったら、どうなる?
 その選手はもうミスを恐れてリスクを冒さなくなってしまうだろう。何時までもからを破ることは出来ない」
 
 オシムの言葉は深い。
 彼の背負ってきた悲しみと無縁なわけはないけど、やはりというか、残念ながらと言うか、人間には特上、上等、中等、下等などの幾つ彼の格差がある。彼は特上に属するのだろう。馬鹿には人が見えない。見えるのは自分だけ。所詮人は見たいものだけしか見えない、のかも知れない。