女房の還暦 沖縄の旅

2007年04月16日 風の戯言


 妻が還暦を迎えた。
 嫁に来て35年ほど経つらしい。その間、旅に連れて行ったのはグアムだけ、らしい。だから旅に出たいと言う。電車の旅か短時間の飛行機。昨年、悪友と沖縄の美ゅら海水族館の大水槽の前でジンベェ鮫を見ながら飲んだビールの美味さを話したら何が何でも同じ体験をする、と言う。大人の遊びとはそういうものだ、と。
 で、会社に2日間の休みを貰い2泊3日の沖縄の旅をし、本当に心行くまで楽しませてもらった。ありがとう。

 到着した当日は国際通り散歩。2日目は摩文仁の丘の平和祈念公園で献花して一路「ジンベェ鮫殿見参」にまっしぐら。途中で雨も止み沖縄記念公園は暑いほどの日差し。幸運を感謝しジンベェちゃんを目掛けて館内駆け足。ビール、ビールと喚きながら到着すると、そこは満席! と、なんと、目の前の人が立ち上がり空席が出現! そこに滑り込み念願のビールにありついた。何と美味かったことか!

 沖縄には遠い過去と近い過去と現在があり、マジに見つめると切ない。戦を考えると、いや平和を考えると必要悪としての武力が出現する。しかし、それは何なんだ、と。人間とは何なんだ・・・経営を考えたりする。考えなくてはならないが、考えると現実は随分と重い。

 ジンベェちゃんとビールを飲む、それがとりあえず最高の幸せ、なんだ。