中越沖地震

2007年07月18日 風の戯言

 災害は忘れない内にやってくる。
 新潟地震や、中越地震は身近であるはずなのに、まさか柏崎が震源地になるなど夢にも思ったことなかった。考えてみれば別に不思議なことでもなく、日本は地震の巣窟みたいなところなのかも知らぬ。柏崎は大火の記憶はあっても地震の記憶は薄れていたようだ。番神沖にに沈んだ石井神社の言い伝えもある。
 しかし、やはり生身には被災はきつい体験だ。幸い会社と自宅は被害は少なかった。インターネットを止めなくて済んだのは何よりも嬉しかったし、災害時の責任を果たしたという一種の安堵感は強い。
 まだ市内を見て回る心のゆとりもないが、それでも一部仲間の企業を覗いてみるとその被害の大きさに愕然とする。それでもみんな笑顔で「こんなことには負けていられないぞ!、頑張ろうな!」とお互いを励まし合っている。「広島も長崎も、新潟も山古志もみんな頑張ったのだから俺らも負けていられない!」と口先だけは元気に、自分を奮い立たせている。どんな時にも、自分自身をめげさせない呪文は大切なのだろう。
 祇園の花火も中止になった。
 俺は諦めきれない。一発だけでもいいから自らと仲間達と多くの人たちが自分を奮い立たせる「何か」が欲しい。