風船一揆 柏崎復興の陣

2007年10月17日 風の戯言


 双子座は風性の人、らしい。
 地震の後、空の色が秋らしくなった時、柏崎の空を飛びたくなった。被災者の人たちに空の上から元気を呼びかけたい、そんな企画に全国から大勢の気球の仲間が駆けつけてくれることになった。
 20日と21日、蓮池さんが拉致された浜から10機の気球を飛び立たせる。お天気が良くなってくれればいいのだが・・・。

 木犀が星明りの庭に強い香りを漂わせている。何かの間違いで春に枝を摘め、秋に又枝を詰めさせられて散々な目にあった木犀が、怒りを抑えて義理の花をつけているようで何とも痛々しい、のだ。
 木は本来、小賢しく手を入れられた木よりも自由に伸び伸びとした姿が一番美しい。雪に枝を折られ、風に幹を傷められ、文字通り風雪に耐え曲がりながらも天に向かう木を、俺は好きだ。
 ド素人が、雪囲いが楽だからとメタメタな枝の剪定をしてしまい、我が家の庭は見るも無残。以来、木に語りかけることもなくなり、庭に出ることも、自分の部屋から外を見る気力も失せた。可愛そうな木たち。
 自然のままの木をみているのが一番性分にあっているのかも知らん。自然の中で、風に吹かれていると気持ちが安らぐ。