法句経(ダンマパダ)

2007年11月08日 風の戯言


 法句経には静かな時が流れている。

 こんな教えがある。

「もしも愚か者が、
   みずから愚かであることを知るならば、
    すなわち賢者である。
                          愚か者でありながら、しかも自らを賢者だと思う人こそ
                            愚か者だといわれる」          六三    

 また
 「愚かな者は、自分にありもしない尊敬を得ようと願う。
   修行僧の間では高い地位を望み、僧院にあっては支配権を望む」       七三

 「私は知っている」
  と言う人には、教えてくれる人は現れない。
 「自分は仕事が出来て、凄いのだ」
  と言う人には、協力する人は現れず何時か必ず失敗する。

 「私は正しいわけではない」
 「自分はどこかで間違いを犯すかも知れない」
  
 自分は愚か者だと気がついている人は、日々学ぶことが出来る、といわれている。

 他人に「馬鹿だ」と言われるとムカッ腹が立つ・・・この矛盾が人間なんかな・・・。