年末花火残念会

2008年03月01日 風の戯言


 大晦日の除夜の鐘に合わせた108発の花火が悪天候で失敗し、この企画の現場でご苦労をお掛けした3人の方を岬館に招き一献傾けた。語らざれば憂い啼きに似たり・・・で精一杯にやることだけをやった人間に言い訳も慰めもなく、静かな濃密なひと時が流れる・・・いい夜だった。そのまま『未完成」に流れ、シンデレラになりそうなので駅前までタクシーを拾いに地下道を歩き、一人ひとりを捨てて行きつけの店に行ってが閉店だからと箒で吐き出され、代行が見つけて家に送り届けてくれた。

 何か嬉しい日だった。ほんとに久し振りにぐっすり眠った。正直、俺は何処で寝ようと何時に寝ようとどんなに酔っていても、今自噴がどんな状況で寝ているのか、夢の中でどんな夢を見ているのかそれをどう感じているかは、寝ていても自覚している。
 しかし、それが何も無かった、のだ。いい睡眠だったと言えばそうだが、野武士としては迂闊だった。