入梅

2008年06月20日 風の戯言


 酒を断って随分になると思ったが、まだ3週間でしかない。そんなもんか? だが、身体は軽く出張や会議もそんなに苦にならない。一昨日は豊田市で焼肉屋のハシゴ・・・初体験だったが・・・昨日は10時までウーロン茶で2軒ハシゴ・・・今日の新潟でのIBMの懇親会はウーロン茶で早逃げ。多少疲れたけれど、少しづつ酒毒が抜けているのだろう。身体が楽になっている。
 「酒呑まねぇ石塚なんて、嫌だ!」嫌だといわれても・・・俺は金輪際酒は飲まない、そう決めたのだ。そう言いながら酒無でも馬鹿騒ぎをしている。俺は何だ?
 上品に言えば「ユーモア」の持ち主、日本語では「軽薄」多少砕けて「ひょうきん」、鯖石言葉では「ギット」 どれも人格者というイメージからは遠い。他の日本人が固すぎるんだ、そういうことだ。

 新潟から特急北越で帰る途中、角田山に落ちる夕陽が大きく、赤く、凄く綺麗な夕陽だった。車窓から携帯で写真を撮りながら、ふと、人間なんて動物の一種でしかないのに三度三度のご飯を食べなくては活力に乏しく、命は必ず尽きることを、日常的には忘れている。妙な生き物だな、と一人ブツブツ言っていたら「トワイライト・エキスプレス」とすれ違った。
 動物にはこんな楽しみはないんだろうな。
 アメリカでは人間の家畜化が始まっている。日本がアメリカのグローバルスタンダードを受け入れる限り、やがて日本でも格差が進み人間の家畜化が始まる。日没と共に、俺の中の軽薄さが消えて行き何か重いものが下りてきた。いやだね。

 楽観は意志に属し、悲観は感情に属す。