新潟県経営品質賞 応募

2008年09月21日 風の戯言


 文字通り、あっという間に1週間が過ぎていった。
 何をしていたのか、よく覚えていない。痴呆症による記憶喪失とか夢遊病によるものではない、と思っている。多分・・・。
 実は9月16日にNTTが柏崎市西山48局に光ブロードバンドを導入のプレスリリースすると言う情報が入り、というか壮絶な戦いをしてきた結果なのだが、地元への周知と挨拶、営業活動に走り回っていた。66歳を過ぎた、小なりと言え企業組織の社長の立場として些か忸怩たるものもあるが、NTTを相手にして「効率的に」戦う前から負けを認めるのはいかないんだ、こん畜生!。
 この地域の情報化の尖兵として無謀な戦いをしてきた身としては、多分生涯最期の闘いになるのだろうが、年老いたからといって、戦いを放棄したとするなら、俺は死んだ方がましなんだ。このクソったれ!

 地域に光ブロードバンドが整備される、当たり前のような「現代」がどんな効果を生むのか、正直よく分らない。
 ただ、いろいろな立場の人たちにとって人生の幸福に寄与することは出来るのかもしれない。それを信じ、心を震わせるコミュニケーションができたなら、きっと生きている意味が何となく分かる時があるのだろう。

 馬鹿じゃあるまいし、この年齢で何かに熱くなっているなんてとても幸福なことかもしれないが、どんなに頑張っても手応えの薄い経営業務なんてのにいい加減嫌気が差してきた。勝手にしゃがれ、だ。なんて言いながら福田さんみたいな真似はできないだなぁ。
 まぁ、何時死んでも良いように、また生きている限り精一杯悔いのない仕事が出来る組織を残したい為に「新潟県経営品質賞」に応募することにした。
 「経済」に対する理解もできない阿呆が多い中で、自分そうなのだが、体系立てて判り易く、自分でも納得できるように、改めて整理してみるのも愉しく、難儀な作業だ。
 やっている内にこの知的格闘技に熱くなってきてしまった。馬鹿は死ななきゃ治らない・・・? なんてこった!

 {ぶどう村}の廃墟の中で忘れ去られたような葡萄が実をつけている。人間の、勝手な「愛」が去ってしまったときに、自然は自然のままなのだが、どうしてこんなに寂しい風景になるのだろう。
 「勝手にしゃがれ!」かよ。違う!