厄日

2008年09月23日 風の戯言


 生きている限り、毎日が平穏であるわけがない。

 突然の天災に襲われたり、事故に遭遇したり、いや、自ら修復不能なトラブルを起こしたりすることも多い。
 そんなのが重なっておきると・・・それを「厄日」という。

 22日は正にそんな日だった。
 まず、創風システムの基幹サービスであるインターネットが1時間近く止まってしまった。結局機材の故障だったということは「止めてしまった」と言い直した方が良いのだろう。社内伝達が遅れたことが無用なトラブルを招き、東京の顧客の下で新しいシステムのレビューが最悪の事態は避けてくれたものの、顧客に対する信頼が台無しになってしまった。緊急の対策会議を開き、招いた事態の重要性を再認識したが、経営最高責任者として忸怩たる思いが強い。
 2段目は「越後みそ西」の醤油が産膜酵母にやられたらしく、苦情を受けた直後に全品回収に走った。食品研究所に問い合わせ、毒素の混入した可能性は薄いと言う回答を戴き一安心。緊急対応で、これも最悪の事態は避けられた。
 夜、ビジネスコンサルタントの友人と投資週刊誌の元編集長と3人で飲んでいるところに追い討ちのメールが届いた。
事態はなんとも情けないような初歩的なトラブルだけに、責任者はサスガに凹んだようだ。愚痴を聞いてプロセス管理の徹底しかないのだが・・・。

 情報システムにしても食品にしても最後は社会からの「信頼」という「仕付け糸」一本で繋がっているだけなのだ。
 「信なくば即ち立たず」であり、信頼を失う行為を抱けも見ていなくても「お天道様に顔向けできない」と思い、「名こそ惜しけれ」と命より大切なものを信じ行動することの尊さを見失いかけている。

 なんて立派なことを書きながら魅力的な女性に心迷わせている俺はいったい何なんだ?