初夏の風物詩 えんま市

2009年06月16日 風の戯言


 古い柏崎は「八坂神社から閻魔堂」と言われていた。来た前船の寄港地として栄え戸数2千戸を数えたという。当然「悪所」も有った様で、「港町」は古来「演歌の舞台」だったのか、と思う。
 えんま市は寛政年間に始まった馬市がルーツとされ200年の歴史を持っているらしい。当時から賑わっていたらしい。
 最近は2度の地震で痛みも激しい。仏教施設であり檀家を持たない寺なので「個人所有」になるのか、修復が進まない。町内会で立ち上がり、完全修復に向けた動きが始まった。まだまだスタートしたばかりだが、文化財としての品格を保つものにしたい、という。大枚を募金箱に入れてきた。

 今年のえんま市は人通りも多く、久し振りに元に戻った感じ。何か珍しいものがあるわけでない香具師の店が500ほど並び、若い女の子達がびっくりするくらい泳いでいる。
 熱気もなく、伝統行事だから頑張って・・・見たいなノリで3日間続く。ちゃんと儲けているんかなぁ。香具師の心配してもしゃーないけれど・・・。