坂の上の雲 (2)

2009年12月13日 風の戯言


 今日もNHK「坂の上の雲」を夢中になってみた。
 多分、歴史的なメッセージをこめているのだろう。最近にないドラマ作りの真剣さが伝わってくる。嬉しいね。
 『文芸春秋にみる「坂の上の雲」とその時代』を読み始めていて、司馬遼太郎が大東亜戦争の軍部の失敗を日露戦争の勝利を勘違いしてしまった悲劇、教訓として捉えていることを改めて感じた。
 戦争、或いは競争は自らの眞の姿を知ることによる恐怖感から出発しなければ、いや、そうしないと情報の価値を深く感じることなく自らの妄想に突き進んでしまう危険を避けられなくなってしまう。
 経営にも言えることだ。
 いろいろ考えると臆病になってしまい、時代に対応した一歩が進めなくなる。情報が多いと迷いの中に疲れ果ててしまう。しかも、選ぶべき、選択し得る道は一本しかない。
 頑張るより他はないのだろう。