春の香り

2010年02月21日 風の戯言


 春のような陽射しと青空に誘われて、久し振りにランちゃんと散歩に出た。家で寝ることが仕事になった老犬も、温かい陽を浴びて錯乱したように走り回っている。
 雪に覆われているとは言え見慣れている風景のはずなのに妙に懐かしさを感じるのは何故なんだろう? 雪原を渡ってくる風も優しさに満ちている。
 保育所の前庭の猫柳? コブシ? ハナモクレン? の芽が膨らみ始めていた。山の中に住んでいながら草木の名前が覚えられない。生来の記憶力の乏しさ故なのだろうが、もう少し興味を持ってもよさそうなものだ。文春3月号に寄せた谷川俊太郎のエッセイにも「草木の名前を覚えない、覚える気がない。・・・名前はどうでも良いが・・・楽しんでいる」そんな文が載っていた。いいね。

 昨日今日と高柳の冬のイベント 高柳雪まつり「YOU・悠・遊」が開催されている。昨日の前夜祭はきっとミゾレ交じりの最悪の状況だったと心を痛めていたが、今日は朝からの好天。遊びに行く体力も気力も回復していなかったが、なにやら天が味方していてくれたようで、とても嬉しかった。きっと良い祭ができたのだろう。