もう9月が近いのに、35℃近い気温が続いている。
「あったかくて、いいあんべぇですね」
「雪の心配がねぇくて、いいあんばいだがネェ」
なんてバカも言ってられなくなった。本格的に怪しい。
鯖石川の堤防は毎日の散歩道。朝だったり、夕方だったり、2人の都合のよい時間に20分だったり、1時間だったりする。要は気まぐれ。山の色や、田圃の稲の出来や、空の雲を眺めながら、保育所の子供達のような話をしながら歩く。
黒姫に珍しく夕焼け雲がかかっていた。
田圃の稲は黄色くなり、もう少しで刈入れが始る。
1年が静かに過ぎていく。これも良いもんだ。